『清潔はビョーキだ』オススメ本

清潔は病気だ
清潔はビョーキだ
藤田 紘一郎 (著)
皆さんに是非読んで欲しい本です。
(特に清潔好きな女性に)
最近、皮膚常在菌の話をメルマガでも書いているけど、実は戦後始まった清潔信仰が、世の中の色んな問題に深く関係している、ということがよく解る本です。
・花粉症
・アトピー
・気管支ぜんそく
・O157食中毒
細菌に対する人間の抵抗力、免疫力の低下などにも、清潔信仰は深く関わっています。
藤田 紘一郎さんは感染免疫学、寄生虫学の先生です。
 僕はスキンケアの問題は、お話していますが
 実は、もっと深刻な問題だと思うのです。
このブログを目にした方は、是非読んでみてくださいね。
たった480円で、とても大きな発見がある本です。
<解説>
いきすぎたきれい好きの功罪を検証し,清潔志向を崇拝する現代日本人に警告を与える一冊
自然のバランスが崩れると災害が起きるように,いきすぎた清潔志向はバランスを崩し,感染症などを引き起こす。本書では,アレルギー疾患はなぜ増えたか,「超清潔志向」日本人のいきつく先は…などを,イラスト,図解,データなどを交えて解説している。タイトルからもわかるように,著者は「きれい好きの功罪」を検証することを目的に本書を執筆した。
前半部分では,日本人がバイ菌やアレルギー疾患に弱くなった理由を,外国や国内の事例を通してていねいに説明している。後半部分では,ミネラル・ウォーターを殺菌することに対しての日欧の違い,塩素が濃いプールの腰洗い槽の危険性など,従来の認識を覆すような事実が書かれている。
各項では本文の後に「補講」を付け,少し違った角度からの説明も加えている点が興味を引く。例えば「回虫」の話しをした後,「補講」として日本人が回虫とつき合った歴史を,江戸時代までさかのぼってひも解いている。抗菌をはじめ何かと清潔志向をあがめる現代日本人にとって,警告を促す一冊となっている。
清潔はビョーキだ