
こんにちは!母袋有機農場&HOLY FUNGUSスタッフの大矢です(=^・^=)
6月に入り、農場(標高620メートル)もすっかり梅雨らしい空気に包まれています。朝から雨がしとしと降る日もあれば、ふと晴れ間がのぞいて気持ちのいい風が吹く日もあって、空の表情がとても豊かです。
本日は施設内にあるビオトープの初夏の様子をレポートしていきます!

農場の一角にある小さなビオトープ。水辺にはいろんな生きものや植物が集まってきて、まるで自然そのままの世界が広がっています。
そんなビオトープで、いつの間にか自生していたのがセリとクレソン。
クレソンは和名を「オランダガラシ」と言って外国から渡来した辛味がある野草という事でその名がついたとか。
その成分であるオランダガラシのエキスは血行促進作用や抗菌作用、発毛・皮膚細胞活性化作用があると言われており、ネオナチュラルのヘアケアアイテムにも使われています♪

クレソンのお花です!
セリもクレソンも農薬も肥料もいらず、ただきれいな水と自然の力で育った、まさに自然からの贈りもの!
摘みたては香りも味も格別で、「こんな身近に、こんな美味しい野草があるなんて!」と、ちょっと感動します(^O^)

続いてはピオトープの草むらで小さな生き物を見つけました。一見バッタのようにも見えますが、ハバチの一種で「セマダラハバチ」のようです。
調べてみると針を持たないため危険はなくハバチ科の昆虫は、一般的に穏やかな性格で、植物の葉などを食草とするようです。
続いてはビオトープの中をこっそりのぞいて見ましょう。

おっ!子どもたちに大人気のイモリですね♪お腹が赤いので「アカハライモリ」や「二ホンイモリ」と呼ばれます。ちょっと観察させてね~

かっ可愛い・・・
いつも子どもたちが捕って観察しているのを見てましたが今回は自分で捕獲してじっくり観察しました。子どもたちに人気なのもうなずけます( *´艸`)
お顔の可愛さと一変して微量に毒を持っていて、眼の後ろにある分泌腺から毒を分泌します。毒は捕食者から身を護るためのものでそれほど強くはなく、人間が触った程度では問題ないですが、眼や鼻などの粘膜に触れるとそれなりに危険なので、特にお子さまには注意してくださいね。

こちらはコイの仲間で「タカハヤ」という種類のお魚です。河川上流部に多く生息する淡水魚で日本固有亜種とされているそうです。
なかなか動きがすばやく人の気配に敏感なので観察するときはビオトープに
こっそり近づきましょう!

最後は水の中で生息しているミズグモです。体調は1.5~2cmほどの大きさで
タモ(網)の中に何が入っているか観察用の容器へ移して偶然に見つけることができました。
日本固有亜種で生息できる条件が限られているため本州以南では絶滅が危惧されているそうです。
生息場所はきれいな湿原や池の浅くて水草が多い場所で、大型魚のいない場所でなければならなくビオトープはまさに適した条件ですね♪
他にもタニシやゲンゴロウ、レアな昆虫の水カマキリなども運が良ければ観察できます。また蛍の幼虫の餌となるカワニナもいて、宿泊すると蛍が見られますよ♪(毎年7月上旬頃の予定です)
ぜひお越しの際は農場で自然観察してみてくださいね♪
最後までお読みくださりありがとうございます!
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