ハーブ自然農法

今日は岐阜県某所でハーブを自然農法で栽培し研究している桃井末廣氏を訪ねた。
桃井さんはかれこれ20年近く前に、自然農法、環境について研究するために
ここに移り住み、スキンケア素材としてハーブの栽培を行ったり
自然農法のための堆肥を作る装置を発明、開発したりしてきた。
栽培しているハーブは特に抗酸化作用が強い物が多い。
今では、自然有機農法の指導者として全国各地で講演や指導を行っている。
岐阜大学からも自然農法を学ぶために学生が訪れ、このハーブ園は研究の対象となるほどになっている。
ここで実習を行うと、大学でも単位がもらえるそうだ。
農業生産者向けの自然農法の講習会では
多い日は100人以上の方が集まります。
ハーブ園にはレモンユーカリの大木がそびえ立っている。
 樹高 20メートルくらいか。

ユーカリは、成分を周りに発散する力がとても強く
このハーブ園を全体を守っているそうだ。
ユーカリの木は上空から見ると木のまわりに青いドームのようなものが見えるそうだ。
(オーストラリアに行くと本当に見えるらしい)
ハーブ園と言っても、落葉している物が多く
今の時期はこんな感じです。

ただ、このハーブ園は場所毎に香りがあり
歩いていると、ハーブの力が身体に宿り
身体が浄化されていくように感じされるほどです。
僕もまだまだ勉強不足だが、自然農法の基本は土にある。
このハーブ園の土も色々な微生物や菌類で豊かに耕されていて
足を踏み込むとふかふかしています。
食用出来る高級なキノコも沢山出るそうだ。

こちらは桃の木

桃は葉っぱに有用な成分を多く含まれています。
これは籾殻で1年以上熟成して完熟有機肥料になる。

これはゴルフ場の芝を堆肥化しているところ。

ゴルフ場の芝と言えば農薬が気になるところだが
自然農法の土作りの行程で数日で農薬も消滅してしまう。
単なる有機農法ではなく本物の自然農法には、多少のストレスにはめげない強さがある。
芝の有効利用は町と共同で行っているそうです。
そしてこれが、ここで栽培したハーブでエキスを抽出しているところ。

ハーブの空間の中に放置され
活性水素水で抽出していて、防腐剤など一切使用していないが腐ることもない。
いままでの化粧品作りでは考えられない方法。
普通なら、屋外の直射日光を浴びた状態で抽出すれば
すぐに酸化して腐ってしまうが、ここでは全く腐ることもないのだ。
中のハーブの実は見た目は痛んでいるように見えるが
実際に手にとって見ると大変良い香りのままである。
抗酸化力が桁違いに強いのでフレッシュなまま保たれている。
自然農法はこういう事を可能にします。
まさしく自然の力としか言いようがないのです。
近い将来、この素材でスキンケア製品を色々作りたいと思っています。
常識では考えられないような製品になると思います。
<補足>
自然農法は、岐阜大学応用生物科学部の前身である岐阜高等農林学校時代の卒業生である福岡正信氏によって提唱された農法で世界的に広く知られています。
つまり福岡正信氏は
私の大先輩になるわけで、これも何かの縁かなぁと感じるこのごろです。