わら一本の革命 福岡 正信 (著)
以前、少し紹介した福岡正信さんの1983年の本である。
ある日、福岡正信さんの中に、「すべての物は無意味である」という考えが降って沸いて、それを基に何もしないという自然農法の道に入った。
人間がやっていることのほとんどに意味がない。
たとえば
一生懸命勉強して近眼になり、眼鏡を発明して喜んでいるようなもの。
という考えを基になる。
こんな、とんでもないことを、この本が書かれた30年前からやっていたんだから
凄いとしか言いようがない。
単なる自然農法の本ではなくて、人間のあり方 そのものを提唱する本です。
田も耕さず肥料もやらず、農薬も使わず、草もとらず、しかも驚異的に実る稲が実証する緑の哲学。
世界が注目する日本の自然農法、自然食の原点や、行きづまるアメリカの農業などを紹介。
わら一本の革命
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コメント
“わら一本の革命” への1件のコメント
わら一本の革命は、思想書として読めば素晴らしい本ですよね。ただ、「田も耕さず肥料もやらず、農薬も使わず、草もとらず、しかも驚異的に実る稲」なのに、1975年の初版から、なぜ普及どころか、引き継ぐ人もない米麦連続不耕起栽培の現状を考えれば、福岡氏しかできない高度な管理技術(水管理、粘土団子作成技術)があったということだと思います。