
約50種類ものオーガニックハーブがお肌と心をいたわる「ハーブのお風呂」。そのハーブを、岐阜県飛騨清見の自然豊かな有機農場で、ご家族で育て続けているのが野中さん。生命力あふれるハーブがどのように育てられているのかご紹介します。

ハーブのお父さん、野中さん
野中さんは、いつお会いしても気さくで明るいハーブのお父さん。お会いすると、はじめてハーブの入浴剤に出会ったときのことが頭に浮かんできます。
野中さん手作りハーブの出会いは家族でキャンプの帰り道。たまたま道の駅で目について購入したのが野中さんのハーブ入浴剤でした。早々にお風呂に入れてみたところ、この自然のハーブの香りやハーブのお湯の素肌のやわらかな感触に感動。寝るときに枕元におくだけで幸せ気分で熟睡…。
すぐに野中さんへ連絡!その後いくつかの改良を加えていって出来上がったのが飛騨清見のハーブのお風呂です。
飛騨清見のハーブ畑
飛騨清見の野中さんのご自宅に隣接したハーブ畑には、清らかな渓流が流れ、いつでも美味しい湧き水が取水できる素晴らしい環境です。そこでハーブ栽培をしている野中さんに、早速ハーブ畑を案内していただきました。

野中さんは畑を歩きながら一つ一つハーブを説明してくれます。時々雑草を抜きながらそれぞれのハーブの名前、由来や性質について、楽しそうに話していきます。自然が一杯の中で野中さんは大切に大切に、自分の子どものようにハーブ達に手をかけていました。

野中さん一家の優しい畑で育ったハーブ

ソープワート
淡いピンク色が控えめで綺麗です

タンジー
見てるだけで元気をもらえそうです

チコリ
青く光っているようで不思議です

アニスヒソップ
リンと太陽に向かって咲いています

クラリセージ
花びらのグラデーションが綺麗

ラベンダー
匂いに癒されます
無農薬ハーブの敵はイノシシだった
野中さん家のウサちゃん「ココア」も元気! 野中さんのハーブ園は無農薬で育てているので色とりどりの蝶が舞っていて虫はもちろん、ミミズもいっぱいいます。
実はイノシシはミミズが大好き。ですから少し油断するとミミズを食べに来たイノシシがハーブ園を掘り返してかなりの被害に遭ってしまうそうです。

収穫されたハーブの乾燥
収穫したハーブの乾燥はビニールハウスと以前住んでいた家を一軒そのまま利用しています。
ハーブの乾燥は天候や湿度との関係を見極めるのが難しく、さらに、種類や育ち具合によっても乾燥の仕方が違ってくるそうで、天候によってこまめに出し入れを行いながら、さらに種類によってもビニールハウスや屋内などを使い分けるそうです。
このハーブは入浴剤として利用することを前提に栽培をしているために農薬は全く使わずに育てています。手作業による害虫の駆除や雑草とりに大変手間暇がかかりますが、ご家族全員で作業を分担して行っています。もちろんハーブの乾燥や入浴剤としての袋詰めなどの作業も全てご家族の手で行っています。


無農薬栽培はハーブだけではない
ハーブ園を案内して頂いた後は、野中さんが無農薬で作っているトマトやブルーベリーを、全員でもいでそのまま頂きました。元気に育った実は本当に美味しくて街で購入するものとは全く違う格別なおいしさです。ブルーベリーを使って作ったジャムを味見させて頂きました。お砂糖を使っていないのに、とても甘くておいしかったです。

飛騨清見ハーブの里で作りました
